自信がないからといって頼り過ぎてはいけない

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利益を優先されるリスクがある

まず、転職エージェントは成果報酬型ということを忘れてはいけません。利用者を転職に導くことで、採用側の医療機関から報酬を得る形で運営しています。つまり、ブラックな職場であっても転職さえさせてしまえば報酬をもらえるんですね。基本的に転職エージェントにはノルマが課せられています。そのため、ノルマの達成を優先して利用者のことを考えずに求人を紹介するケースも少なくありません。もちろん、そのようなところばかりではありませんが、中には悪徳な転職エージェントもいます。転職エージェントはあくまで営利企業ですからね。
なお、給与の高い医療機関を紹介すればするほど転職エージェントが得られる報酬は多くなります。これは、転職エージェントへの報酬が「年収の○○％」という計算で支払われているためです。より高い給与を求めて転職するのなら問題ありませんが、労働環境などを重視している場合はミスマッチが起こるかもしれないので注意してくださいね。また、応募が少ない医療機関に優先的に振り分けられる可能性もあります。そのため、求人を紹介されたらすぐに応募を決めるのではなく、自分でもしっかり調べてから見極めるといいですよ。

担当者が自分に合うかどうかも重要

担当者によって転職活動の結果が左右される点も注意が必要ですね。転職エージェントは求人の紹介や面接対策、条件交渉などあらゆるサービスを提供してくれます。自分でやることが少なく、手間を大幅に省けるといったメリットがあります。しかし、逆にいえば担当者の能力次第で結果が変わってくるので、レベルの低い担当者になった場合は満足のいく結果にならないかもしれませんよ。特に左右されるのは、「今後のキャリア設計」「スケジュール調整」「条件交渉の結果」です。担当者に頼り過ぎてしまうと、以前よりも待遇の悪い職場で働くことになってしまうかもしれません。そのため、複数登録して比較検討することをおすすめしています。
担当者と実際に話してみて「自分の利益を優先している」「希望に合う求人を紹介してくれない」「応募先に売り込んでくれない」と感じるなら、変更を申し出ましょう。担当者が違うだけで選考通過率もかなり変わってきますよ。転職は今後の人生に大きく関わる重要なイベントです。ベストな結果を出すために、妥協せずに進めていきましょうね。